防災政策・事業継続の研究のウェブサイト

研究の目的・方向性

教授:丸谷 浩明

東北大学災害科学国際研究所の「防災社会システム研究分野」は、長期的な東北地域の産業復興や災害対応力強化に向け、東北全体の産業立地や農林水産業・製造業などの新たな構想など、地域産業・地域経済ビジョンを検討するとともに、東北地方の事業継続の視点による災害対応力向上や大災害時の広域支援方策を研究し、被災地から政策提言や情報発信を行うこととしています。

そこで、丸谷研究室では、防災政策や事業継続に関する政策提言を行うこととし、特に、民間企業や公的組織の事業継続の視点をひとつの柱として研究を進めています。

プロフィール

本Webサイトの内容の概要

この「防災政策・事業継続の研究のウェブサイト」では、次の内容を掲載しています。

1.事業(業務)継続マネジメント(BCM)、事業(業務)継続計画(BCP)

BCM、BCPに関する研究として、概念の解説、有用と思われる資料・情報を幅広く掲載しています。

なお、事業継続マネジメント(BCM)とは事業継続計画(BCP、公的機関では「業務継続計画」)の策定や維持・更新、事業継続を実現するための予算・資源の確保、事前対策の実施、取組を浸透させるための教育・訓練の実施、点検、継続的な改善などを行う平常時からのマネジメント活動です。

BCP、BCMについて

2.企業・組織の防災の取組

企業・組織は、従業員・職員の生命身体の安全確保、保有する財産の損害抑制、地域社会への貢献や社会的責任の視点から、防災対策を実施する必要があり、研究しています。これは、事業継続の取組みと一部重複するものであり、防災対策と事業継続の取組みを車の両輪のように実行していく必要があります。

企業・組織の防災の取組について

3.東北地方の災害時の産官学民連携のシステム

東日本大震災で甚大な被害を受けた東北地方は、社会のシステムとしても防災や災害対応を推進していくべきと考えられます。そこで、東北における社会システムとしての防災・災害対応の具体的な内容として、南海トラフ地震等の大災害発生時の東北各県の連携した支援体制の構築、及び、災害に強い東北を実現するための太平洋側・日本海側の代替機能の強化について研究しています。

産官学民連携のシステムについて

4.その他の防災政策の研究

首都直下地震等の大都市の災害で懸念される大震災発生時の帰宅困難者問題や、災害ボランティア(防災ボランティア)活動についても研究しています。

その他の防災政策の研究について

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